ゲームを作るために最初にやること

ゲームを作るために最初にやること

こんにちは、ZEROです! 

「スマートフォンのゲームを作りたいけど、何から始めたらいいかわからない…」と悩んでいませんか?

そんな方に向けて、「ゲームを作るために最初にやること」の記事を書きました!

こんな悩みを解決できる記事を用意しました。 

  • ゲームを作りたいけど何から始めたらいいかわからない

この記事でご紹介する「ペンはコードよりも強し」を実践すれば、初心者の方でも楽しくゲーム開発をスタートできますよ!

なぜなら、実際に私もこの方法でスマートフォンのゲーム開発をゼロから行い、ゲームを公開することができました。まず、何から始めればよいかの悩みを解決できたからです。

記事では「ペンはコードよりも強し」についてを解説するので、ぜひ読み込んでくださいね!

「ペンはコードよりも強し」、Mario Zechner(マリオ・ザックナー)氏の著書「Android ゲームプログラミングA to Z」(2011年発行)に書かれている一節です。

コードとは、一般にソースコード、プログラム言語を記述することを指します。

ペンはコードよりも強し

  • プログラミングから始めたけど、思い通りにゲームを作れない。
  • テキスト本の通りに作れるようになったけど、思い通りにゲームを作れない。

最初にやるべきことは、「ゲームのイメージを紙に書く」こと、つまりゲームの基本構造(機能仕様・画面仕様)を決めることです。

作りたいゲームの基本構造(機能仕様・画面仕様)ができていないと完成に近づけません。

なぜ、最初にゲームのイメージを紙に書く必要があるのか。利点を書いてみました。

  • 完成形がイメージできる。
  • 画面の遷移(せんい)がイメージできる。
  • 画面に表示される要素(部品)、配置がイメージできる。

1点目の「完成形がイメージできる」についてです。

完成のイメージが固まるとゴールが明確になり、モチベーションも維持できます。

これは、機能仕様に相当するものです。

トランプゲームのポーカーを例に完成形をイメージしてみました。

メインとなるゲームイメージやルールなどを決めます。

ポーカーの完成形イメージ

【ルール】

  • 使用するカードは、スペード、ハート、クラブ、ダイヤのマーク(スート)4種、数字A、K、Q、J、10〜2の計52枚。
  • ゲームが始まるとプレイヤーにシャッフルされたカードが5枚配布される。
  • プレイヤーは、H(保留)か C(交換)を選択する。
  • OKボタンを押下するとC(交換)を選択しているカードを交換する。
  • カードを交換後、ポーカー役を判定する。
  • ジョーカーは使用しない。

【ポーカー役】

  • ロイヤルストレートフラッシュ
  • ストレートフラッシュ
  • フォーカード
  • フルハウス
  • フラッシュ
  • ストレート
  • スリーカード
  • ツーペア
  • ワンペア
  • ぶた

(役の説明は、割愛します)

2点目の「ゲーム画面の遷移(せんい)がイメージできる」についてです。

遷移(せんい)とは、「最初にタイトル画面が表示されて、スタートボタンを押したらゲーム画面に移動する」のような画面構成が変わるものを指しています。

基本的なゲーム画面としては、以下に分類されます。

  • タイトル画面(ゲーム開始時に最初に表示される画面)
  • 設定画面(BGMやSEの音量を設定する画面)
  • ゲーム画面(1点目で説明した完成形のイメージ)
  • 結果画面(ゲーム結果を表示する画面)

画面遷移の例を以下に示します。

先ほど、イメージした完成形のイメージを中心にポーカーゲームのゲーム画面の遷移を書いてみました。

ポーカーのゲーム画面遷移

画面間の繋がりがわかるように記載します。

3点目の「ゲーム画面に表示される要素(部品)、配置がイメージできる」についてです。

各画面の要素(部品)を考えます。

タイトルの画面構成

設定画面の構成要素

ゲーム画面の構成要素

結果画面の構成要素

ゲーム画面の遷移(せんい)がイメージできる」と「ゲーム画面に表示される要素(部品)、配置がイメージできる」は、画面仕様に相当するものです。

ここまでの作業(機能仕様、画面仕様)を決めずにゲーム開発を進めると後戻りする作業(やり直しする作業)が多く発生してしまいます。

後戻り作業が発生した結果、完成までに時間が掛かり、モチベーションが大きく下がります。

(プロトタイプ開発やアジャイル開発などの手法もありますが、ここでは説明を割愛致します)

【結論】

ゲームのイメージを紙に書く」ことで、「後戻りする作業(やり直しする作業)が少なく」なり、「ゲーム完成が早くなる

そして、何よりこの作業工程は、ゲーム開発の中でも最も楽しい時間です。

ゲーム開発の最初に「ゲームのイメージを紙に書く」、ぜひ実践してみて下さい。

ペンはコードよりも強し」です!